【キャンベラ9日AAP】 9日に発表されたオーストラリア統計局の発表では、6月の失業率は5.8%で前月から0.1%の上昇となり、経済専門家らが予想していた5.9%を下回った。同月における常勤雇用者数は、前月比2万1900人減だったものの、非常勤雇用者数は400人増加した。
ジュリア・ギラード首相代行はこれらの数字に関して、この不況の中、雇用者や従業員が非常勤勤務という状態でそれぞれの立場を守ろうとしている事実が反映されているとし、彼らのために、雇用状況を最大限活性化できるよう頑張りたいと述べた。
国際通貨基金の報告では、世界で景気後退がみられる中、オーストラリアの経済状況は一番安定しているとされており、ギラード首相代行も、オーストラリアは世界的不況の影響を受けていないと話した。