【シドニー10日AAP】 NSW州のセントラル・コーストにあるグリーン・ポイントで2002年6月25日、カイリー・マッケイさん(39)が自宅から行方不明になった事件で、父親のケン・フーリハンさんは、カイリーさんはカルト集団に入ったのではないかと懸念している。
NSW州政府は10日、マッケイさんの居場所に関する情報の提供者に対し、5万ドルの報奨金を支給することを発表した。
フーリハンさんは「私たち家族はカイリーがどこかで生きていると思っている。おそらくカルト集団と何らか関連があるのではないか。娘の失踪はかなり計画性があったと考えている。娘が家から失踪するのを誰かが手助けしたのだ」と語った。
フーリハンさんによると、カイリーさんはうつ病を患っていたという。「私たちはカイリーが自殺していないと自信を持って言い切ることはできない。でも7年間で何が起こったかは誰にもわからない。娘が自殺していたとしても、私たち家族はそれを受け入れる。だが、自殺なら遺体を自分で隠すことは出来ないのだから、誰か娘の居場所を教えて欲しい」と父親は訴えた。
カイリーさんの遠い親戚であるピーター・フーリハン捜査官は、カイリーさんが失踪してから捜査に進展がほとんど見られなかったことから、今回の政府による報奨金支給の決定を歓迎するとした。カイリーさんは身長163センチで、最後に目撃されたときは茶色っぽいブロンドの髪で肩までの長さだったという。情報をお持ちの方はクライム・ストッパーズ1800・333・000まで連絡を。