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インドネシア豪人射殺事件 計画的犯行

【シドニー12日AAP】   インドネシアのパプア州で11日、メルボルン出身の男性ドリュー・グラントさん(29)が射殺された事件で、警察は今回の事件は軍で使用されている銃で武装した男らによる計画的犯行だったと発表した。

米国系の多国籍鉱山会社、フリーポートの社員だったグラントさんはテンバガプラとティミカの間の道路を走行中に車内で襲撃に遭い、胸部、首、腹部を5回撃たれた後、死亡した。同乗していた別の豪人1人とそのほか3人にけがはなかった。

パプア州警察のバグース・エコダント署長は「襲撃は事前に計画されていたものだった。犯人は明らかに警察、あるいは軍が所有する武器を使用していた」とした。事件が発生した場所はフリーポート社が所有する広大な敷地内で、そこには世界最大の金・銅鉱山として有名なグラスバーグ鉱山がある。

 

豪連邦警察(AFP)の警官2人が12日、インドネシア当局の捜査に加わり、インドネシア政府は今回の射殺事件を最優先で捜査を行うとしている。エコダント署長は、警察は事件に関与した犯人の数やその動機について現在も捜査を実施しているとした。 スミス外相はグラントさんの死はまさに「悲劇」であるとし、遺族に対し追悼の意を表明した。

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