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グラントさんの検死解剖 「遺体から銃弾が取り除かれていた?」

【キャンベラ13日AAP】   インドネシアのパプア州で11日、米国系の多国籍鉱山会社フリーポートの社員だったドリュー・グラントさん(29)が車内で射殺された事件で、グラントさんの検死解剖を担当した医師は解剖前に遺体から銃弾が取り除かれた可能性があることを示唆した。

パプパ州警察のバグース・エコダント署長は週末、今回の犯行は計画的なもので犯人らは警察か軍が所有する銃を使用していたと発表した。

検死解剖を行ったアブダル・ムニム・イドリス医師はABCに対し、摘出された銃弾の破片には金属ケーシングがついていたことから、軍が使用する銃弾と一致すると考えられるが、ほかの種類の銃弾も確認されたと語った。またイドリス医師は、警察の報告ではグラントさんは5発の銃弾を受けたとあったが、検死解剖の結果、首に2発と胸部に2発の合計4発の銃弾を受けていたことが分かり、矛盾点を指摘した。

ABCはグラントさんの遺体には射出口も銃弾も確認されず、破片弾のみが認められたと報じている。

 

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