【シドニー15日AAP】 NSW州ブルー・マウンテンでハイキング中に遭難したイギリス人男性が12日ぶりに発見された。
イギリス人バックパッカーのジェーミー・ニールさん(19)は今月3日、ブルー・マウンテンで日帰りのハイキングに出かけた後、遭難。しかし15日、12日ぶりに山林から無事に発見された。ひどくやつれてかすり傷も多くあるが健康状態は比較的良好だという。現在は、カトゥーンバの病院で治療を受けている。
しかし今、この遭難は金銭目当ての「作り話」だったのではという噂がささやかれている。これに対し、捜索支援のためにイギリスから来たニールさんの父、リチャード・カスさんは「メディアから金銭を受け取ることがあれば、すべてを救助隊や病院に寄付する。私にとっては、息子が生還したことが100万ドルに値する」として噂を真っ向から否定した。
警察も、ニールさんが遭難した状況に疑問を持つようなことはなく、医師も、長期間遭難していたことによる脱水症状などを認めているとした。