【キャンベラ16日AAP】 イランのカスピアン航空機が15日、テヘラン北部の農村地帯に墜落。乗客乗員168人全員が死亡した。
事故機はロシア製ツポレフ―154M機で、テヘランのエマーム・ホメイニー国際空港からアルメニアの首都エレバンに向かって離陸し、数分後に墜落した。機体は墜落するまでに空中で燃えていたという。イランの交通省によると、ブラックボックスは回収された。事故現場の作業員の話では、すべて燃えてしまっていて、遺体も確認できるようなものは発見されていないという。
スミス連邦外相は、オーストラリアとイランの国籍を保持するNSW州在住の兄妹が搭乗していたとした。今のところ、2人の遺体は発見されていない。同外相は、オーストラリア人は2人以外、搭乗していなかったようだとした。在テヘラン豪州大使館のスタッフは遺族らと連絡を取り合っている。