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公務員急増で州のコスト16億に VIC

【メルボルン15日AAP】  VIC州では、公務員の増加と賃金の上昇によるコストが16億ドルと大幅に拡大し、州の財政にとって大きな負担となっていることが、監査委員会による年間報告書で明らかになった。公務員数は2013年6月の21万3557人から、今年6月には23万8928人となっている。

 

報告書によると、VIC州における公務員数は州人口の増加よりも速い伸び率となっており、中でも教育、保健、交通、法務の各セクターで職員の増加が顕著だという。公務員組合は、前政権時代から長期にわたり給与カットなどで苦しんだが、公務員数の増加については良いニュースと歓迎している。

 

地域公務員セクター組合のバット書記長はさらに、「VIC州の人口は、過去10年間で20パーセント増加した一方、公務員数は20年前よりも少ない」と指摘。前政権については、公務員6000人を解雇し、3億ドルのコストを無駄にした後、これを補う労働力に何百万ドルもの資金を注ぎ込んだと批判した。

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