【シドニー17日AAP】 ケビン・ラッド首相は、インドネシアの首都ジャカルタ市内の2つの高級ホテルを標的にした爆破テロ事件について、強く非難している。
ラッド首相は、爆破テロについて知らされた際、「胸がムカムカして気分が悪い」と不快感をあらわにした。「テロ攻撃はどこで起きようとも、私たち全員を攻撃していることになる。インドネシアへのテロ攻撃は、私たちの隣人に対する攻撃だ。テロ攻撃は卑怯であり、殺人行為で、社会の基本原則を侵す野蛮な行為だ」とラッド首相。
爆破テロ事件は、現地時間の17日午前8時ごろ、ジャカルタ市中心部メガクニンガン地区の高級ホテル「リッツ・カールトン」と「JWマリオット」で2件立て続けに発生しており、街の上空には大きな煙が立ちのぼった。
この爆破テロにより、これまでにニュージーランド人1名を含む少なくとも9名が死亡し、40名以上が負傷している。豪外務通商省は、少なくともオーストラリア人2名が負傷したとしている。