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山火事被災者に住宅設計の無料サービス

【メルボルン17日AAP】   今年2月の大火災「ブラック・サタデー」で住居を焼失した被災者らに対して、VIC州の建築設計会社が無料サービスの提供を申し出ている。

建築設計会社「アーキセンター」は、18日にメルボルン郊外リリーデールで開催される再建エキスポで新サービスを開始する予定。同社のロバート・コールフィールド代表取締役は「建築家が被災家族らとデザインの選択肢について相談を受け、地元市役所との話し合いに使用する初期の設計報告と見取り図を提供するという新サービスを行う」と述べた。

このサービスは木材振興団体「ウッド・ナチュラリー・ベター」からの一部財政的支援を受けている。同団体のスポークスマン、リック・シンクレア氏は「山火事が起こりやすい地域に住む多くの家族は、環境に馴染んだ美しい素材の家を再建したいと考えている。彼らは安全で住みよい、魅力的な住居で暮らすことを強く望んでいる」と語った。山火事被災地域では住宅の資材として、ブラックバットやレッドリバーガム、クウィラ、レッドアイアンバーク、ターペンタインなどの耐火性の木材が適しているという。

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