国際

アフガンで豪人兵士死亡 豪政府、戦闘激化の可能性示す

【キャンベラ19日AAP】   アフガニスタンのバルーチー・バリーで任務にあたっていたベンジャミン・ラヌード兵士(22)が19日、タリンコートから北へ25キロの地点で歩いてパトロールを行っていた最中に爆弾が爆発し、死亡した。ラヌードさんはアフガニスタンで死亡した11人目の豪人兵士となった。一緒にパトロールをしていた兵士も重傷を負った。また、今回の爆発事件で、8歳の子供1人を含む、アフガニスタン人3人が負傷した。

ケビン・ラッド首相はラヌード兵士は「立派な兵士」だったと語り、勇敢な兵士は国家のために尊い犠牲を払ったとして追悼の意を示した。またラッド首相は「今回の事件は、豪人3人が死亡したジャカルタでの爆弾テロ事件の2日後に発生した。アフガニスタンは長い間世界中のテロリストを養成するための場として機能してきたことを覚えておく必要がある。この事件により、我々がアフガニスタンで戦う理由が改めて明らかになった。アフガニスタンにおける我々の責務に対し毅然とした姿勢で取り組み続けることは長期的にみて利益となる」と語った。

タウンズビルのオーストラリア連隊第1大隊を拠点としていたラヌード兵士は、軍隊に3年所属しており、以前東ティモールで任務にあたったこともあった。豪国防軍のアンガス・ヒューストン空軍大将は、ラヌード兵士は「非常に熱意を持って任務にあたる優秀な兵士だった」と語った。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら