【キャンベラ20日AAP】 コカ・コーラ社、ネスレ社、クラフト社など豪国内の大手食品メーカー16社は今年初め、子供たちに不健康な食品を宣伝しないことを約束する誓約書に署名した。大手メーカーらはこの新マーケティング・コードを順守するため、品質改良に努めている。
ネスレ社はこの新規定に対して最も積極的に取り組んでいる企業で、同社の人気商品にはすでに改良が加えられている。
アレンズ・ロリーズ-糖類25%カット
ミロ・B・スマート-脂質と糖類のカットとヨードを含むビタミンやミネラルの増量
アンクル・トビーズ・ロールアップ-糖類20%カット
ピーターズ・アイスクリーム-着色料の未使用(2種類のアイスクリーム)
ネスクイック・プラス-糖類25%カット、着色料と調味料の未使用
また、この基準を満たさなかった場合、企業は食品宣伝の際に子供に人気のキャラクターを使用しないことを約束した。
この規定はオーストラリア食品委員会が実施している「信頼できる子供のためのマーケティング」のイニシアティブで、同委員会のケイト・カーネル会長は「これはオーストラリアの食品メーカーが子供を含め全ての人々に対し、健康的な選択肢を提供することを約束した一例にすぎない」と語った。
ケロッグ社やサニタリアム・ヘルスフード社、ペプシ社なども誓約書に署名した。各企業は品質の改良が年間を通じてどのような効果をもたらしたかについて、第1回目審査が行われる2010年1月に報告する予定。