【シドニー21日AAP】 オーストラリア医師会は、NSW州における新型インフルエンザの流行は、学校の冬休みが終わって学生たちが通学を始める来月にそのピークを迎えるであろうと述べた。
NSW州においては、最近、他の疾患で深刻な病状にあった男性の感染患者3人が死亡し、感染患者の死亡者数は13人に達した。全国では35人で、うち14人がVIC州と最も多い。また、QLD州のパーム・アイランドでは、妊娠36週目の妊婦(19)が感染し、その胎児が死亡した。QLD州での感染者の死亡者数はこれで2人目。パーム・アイランドのレーシー市長は、同島は感染者が多く、今後も死者が出るのではと懸念を示した。
医師会のモートン会長は、通常、インフルエンザのピークは7月末~8月であることや、来週には冬休みを終えた子供たちが学校に戻ることなどを理由として、新型インフルエンザの流行がピークに達するには来月であろうと述べた。