【キャンベラ22日AAP】 キャンベラに住むアマチュア天体観測家の男性が、木星の表面に彗星の衝突痕があることを発見した。NASAは、この発見を「過去数年間での大発見」としている。
コンピュター・プログラマーのアンソニー・ウェズリーさん(44)は20日、木星の表面に黒い染みのようなものがあるのを発見。後にこれは直径1キロの彗星が衝突した跡だということがNASAにより確認された。木星に衝突した彗星で有名なものに1994年のシューメーカー・レヴィ第9彗星がある。
ウェズリーさんは、最初に衝突痕を見た時、何だか分からなかったので気にかけなかったという。今回の発見に関して「天体観測が好きな人なら、こういった発見は夢である。もう一度体験できるはわからない」と述べ、発見により人生が変わったと話した。