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IELTS試験の問題用紙が闇取引された疑惑

【シドニー26日AAP】   留学生にサポートを提供している団体「IDPオーストラリア」は、スタッフによる汚職疑惑があるとして内部調査を開始した。

シドニーで複数の学生が、ビザ取得目的で受験したIELTS試験中にカンニングをしようとした事件があったのを受けて、調査が行われることとなった。一説によれば5月のIELTS試験の問題用紙が1万2000ドル~1万8000ドルで闇取引され、数カ月間出回っていたという。何名の受験者がカンニングをしたかについては明らかにされていない。

IDPオーストらリアのスポークスマンは「IELTS試験中のカンニングはよくあることではないが、カンニングをしようとしたり、身元を偽って受験するといった不正行為は起きている。オーストラリアでは最近、多くの受験者がIELTS試験中にカンニングしようとして見つかっている。これが内部汚職の問題かどうかは、私たちには分からない」と述べた。移民局は1994年以来、IDPに英語試験を外部委託しているが、外部委託することの正当性を主張している。

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