政治

若者失業率、12.3% 「若者よ、現実を直視せよ」

【シドニー26日AAP】   連邦政府は若い求職者に対し、厳しい就職状況を理由に、自分の理想の職に就くことよりもまず現実的になる必要があるとした。マーク・アービブ就労・社会参加相は若者労働会議で26日、若い求職者はたとえ理想的でない職でも、その仕事に就くべきであり、それこそが失業率の問題に取り組むための最善の方法であると語った。

ハワード政権時、労働党は保守連合政権が同様のコメントを出した際に厳しく非難した。2006年、当時のジョー・ホッキー福祉サービス相は、いわゆる「失業手当受給者」の多くを労働市場に送り込む計画を発表し、福祉団体から批判を受けた。また、2001年にはえり好みをして仕事に就きたがらなら失業者を「高飛車な失業者」と呼んだ当時のトニー・アボット職場関係相を労働党は激しく非難した。

アービブ氏は、現在の労働市場はその当時よりも悪化しており、「Y世代」は柔軟に対応すべきとした。「失業率は上昇し続けており、若者の失業率は現在12.3%に達している。若者には希望を高く持ってもらいたいが、同時に現実的に行動してほしい」とアービブ氏は語る。

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