【シドニー8日AAP】 外国人留学生を標的にした暴力事件や、不正行為疑惑などで揺れる国際教育産業に対して、連邦政府は155億ドルの投入を計画している。
ギラード教育相は、国際教育産業への救済策として、学生ビザに関連する法律を見直すなどの計画を8日に発表した。ここ数カ月間にインド人留学生を標的にした暴力事件が立て続けに発生したことがメディアで報じられ、大きなダメージとなっている。現在、国内では8万人以上のインド人留学生が就学している。
ギラード教育相は「オーストラリアが海外留学生にとって上等な留学先だという国際的な評判を、これまで努力して築き上げてきた。これを今後も維持・強化していくことが重要であると政府は認識している」と述べた。