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テロ首謀者射殺か 未だ確認できず

【メルボルン9日AAP】   インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領はケビン・ラッド首相に対し、インドネシア警察が殺害した男がテロリスト首謀者のノルディン・ムハンマド・トップ容疑者である確証はまだないと伝えた。

東南アジアで最も重要なテロ指名手配犯であるノルディン容疑者は8日、反テロリズムの武装警察が中部ジャワにある過激派の潜伏場所に強制捜査を行った結果、16時間におよぶ包囲攻撃の最中に殺害されたとみられている。ノルディン容疑者はインドネシアで発生した複数の自爆テロ事件の容疑者として指名手配されている。

ラッド首相のスポークスマンは「中部ジャワでの捜査に関して、ユドヨノ大統領は殺害された人物がノーディンかどうかは明らかではないとし、人物を特定するためにさらなる捜査が実施されていると語った」とした。「大統領は、今回の捜査は非常に重要なものとなった。それは自爆テロでオーストラリア人が殺害されたからだけではなく、インドネシア安全保障当局がテロリズムに対して惜しみない努力を続けたからであるとし、オーストラリア政府の支援、ならびに協力に対して感謝を述べた」とスポークスマン。

9日朝、ラッド首相は反テロリズムの捜査を行ったインドネシア当局に感謝の意を示すとともに、先月豪人3人を含む9人の死者を出したジャカルタのホテル2軒で発生した自爆テロ事件の犯人を見つけるために、オーストラリアは全面的に協力すると語った。ノルディン容疑者は2003年のジャカルタのJWマリオットホテルでの自爆テロ事件、2004年のオーストラリア大使館付近爆発事件、2005年のバリ自爆テロ事件の犯人とされている。

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