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サメ対策 網目拡大でウミガメなど保護

【シドニー23日AAP】  NSW州北部沿岸のビーチで、2度目となるサメ対策用のネットが設置された。前回よりも網目のサイズが大きいメッシュの網を使用することで、他の海洋生物が網にかかるのを防ぎたい考え。

 

改良されたサメ対策用の網が設置されたのは、バリーナ、レノックス・ヘッド、エヴァンス・ヘッドで、ウミガメ、イルカ、エイなどが網にかかるのを防ぐことにつながると期待されている。NSW州政府によると、最初のネット設置ではサメ9頭、その他の生物266種類がかかったという。

 

NSW州のブレア第一次産業相は声明で「正しいバランスを図るのは難しいが、改良により目的以外の生物がかかるのを減らしたい」と述べた。一方、餌でサメをおびき寄せる方法をとるドラムラインでは、同時期に39頭の動物ががかり、このうち36頭がサメだったという。グリーンズ(緑の党)のフィールド議員は州政府に対し、ネットによる「時代遅れな」方法ではなく、ドラムラインを使うよう促している。

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