【ブリスベン11日AAP】ヘンドラウイルスに感染した馬が8日に死んだことを受け、命に危険性があるとされるヘンドラウイルスへの感染の疑いがある30人に対し検査が実施される。
死んだのはロックハンプトン東部のコテルにある牧舎J45のアングロ種の雌の子馬、プリンセス。10日にヘンドラウイルスに感染していたことが確認された。
QLD州保健局はこの感染馬と接触した約30人を確認。保健局のスポークスマンによると、血液検査は11日に始まるが、数回検査が行われることから、検査結果が明らかになる時期は不明とした。検査の対象者である牧舎のマネージャー、デビー・ブラウンは感染馬が死ぬ前にその血や粘液に確実に触れていたことが確認されている。
オーストラリア国内では昨年ヘンドラウイルスの感染が確認され、ブリスベンのベン・カニーン獣医が死亡し、この10年でヘンドラウイルスによる初めての死者となった。