【シドニー24日AAP】 NSW州政府は24日、シドニーのアリアンツスタジアムとANZスタジアムの解体および新築工事に、20億ドルを拠出することを発表した。両スタジアムの老朽化が進んでいることが理由だが、政府は同州にとっての「投資」になると説明している。
NSW州シドニーのムーアパークにあるアリアンツスタジアムと、オリンピックパークにあるANZスタジアムの解体工事は、2018年~2019年にかけて着工する予定で、その後、完工まで約3年を要するとみられている。両スタジアムの総工費が約20億ドルに達することについて、シドニーのムーア市長は予算オーバーだとして批判している。
一方、ベレジクリアンNSW州首相は、州の利益とならないことに税金を使うことは決してないと訴えた上で、「NRLの決勝戦が2021年と2022年はアリアンツで、2023年と2044年はANZで行われるように準備を進めている」と述べた。