【シドニー13日AAP】 昨年12月以降、シドニー周辺などで多発していたATM(現金自動支払い機)襲撃事件に関して、警察は容疑者6人を逮捕した。
昨年12月16日以降、シドニー周辺やシドニー南部ウーロンゴン、NSW州ハンター地方などで発生した13件のATM襲撃事件では、ガスをATM内に充満させた後、爆発させて現金を奪うという手荒な犯行で、13件のうち11件で現金が奪われた。また、爆発による建物や周辺事業へのダメージをあわせると被害額は数百万ドルに達するとされている。
警察は13日午前、シドニー周辺の住宅10件を一斉捜索。25歳~39歳の男6人を逮捕した。また、現場からは現金や薬物、またATM襲撃に用いられたとみられる車両などが押収された。6人が起訴される罪の数は139件に登るという。
警察は事件について「非常に巧妙な犯行」と表現しており、捜査が好転し犯人逮捕につながったことをうれしく思っていると述べた。