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息子を殺害した母、罪を認める

【シドニー18日AAP】   自分の息子を殺害した上、遺体をスーツケースに詰め、池に投棄したとして起訴された女に対する裁判がNSW州最高裁で18日、行われ、女は自らの罪を認めた。

この事件は2007年10月、シドニー南西部アンバーベールで、池に浮かんでいたスーツケースの中に入っていた男児の遺体が地元の少年らによって発見されたもの。発見された男児はディーン・シリングウォース君(当時2歳)で、普段は父方の祖父母と生活をしていたが、殺害された時は、休暇のため、母親であるレイチェル・フィッツナー被告と過ごしていた。検視官の話では、ディーン君は池に投げ入れられた時、まだ生存していた可能性があるという。しかし遺体の損傷が激しく、正確な死因の確定はできなかった。

18日、最高裁で、ディーン君の祖父は「被告が罪を認めてくれてうれしい。ディーンはとてもかわいい男の子だった」とコメントしたが、被告に対する気持ちについては述べなかった。

ディーン君の遺体が発見された池では、事件後、ディーン君の追悼式が行われ、2000人が参列した。また、同年11月に行われた葬儀では、参列者は先住民アボリジニのシンボル・カラーの風船を多数飛ばして、ディーン君の冥福を祈った。

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