【シドニー22日AAP】 22日午前、オプタス社の最新衛星「オプタスD3」を搭載したロケットの打ち上げが成功した。
22日午前8時08分、アリアンスペース社がフランス領ギアナのコールー基地から、ロケット「アリアン5」を発射した。アリアン5にはオプタスD3のほか、日本の通信衛星も搭載されていた。オプタスD3の打ち上げ成功により、有料および無料テレビ放送やラジオ、インターネット等の通信サービスの機能がさらに拡大するという。オプタス社の衛星としては1994年以来5つ目で、費用は前任2機とあわせて6億ドルと推定されている。
オプタスD3は、2~3日後にはオーストラリア上空3万5000キロの軌道に乗り、2カ月のテスト期間を経た後、商業的サービスを開始する。オプタス社は「今朝の打ち上げ成功は、オーストラリア人による宇宙への次なる飛躍を意味するとともに、オプタス社通信衛星にとって画期的な出来事」との声明を発表した。現在運転されている商用衛星のうち半数以上は、アリアンスペース社が手がけたものとなっている。