政治

ネルソン元自由党党首が引退

【シドニー25日AAP】   ブレンダン・ネルソン元自由党党首は25日、9月末で政界を引退することを発表した。任期終了を待たずして議員の座を退くことになる。

ネルソン議員が政界入りしたのは1996年。この年はジョン・ハワード前首相が政権を握った年でもある。その後、2001年には教育相、2006年には国防相になるなど、流星のごとく政界の出世街道を駆け上がった。自由党の敗戦で歴史的な政権交代となった2007年11月の選挙の後、自由党の党首となった同議員だったが、在任中の「首相適任者」支持率はわずか7%と人気は今ひとつで、1年も経たないうちにマルコム・タームブル現自由党党首にその座を譲った。

ネルソン元党首は、自分の地盤であるシドニー・ブラッドフィールド地区にはエネルギッシュな政治家が新たに必要とされているとし、また、自由党にとっても、このまま1年待つよりも、今、身を引いたほうがよいと述べた。

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