【メルボルン３０日ＡＡＰ】　　　ＶＩＣ州政府は、犯罪統計の結果、公共交通機関の利用者数が増加したにもかかわらず、交通機関で発生した犯罪件数が減少したと発表した。統計によると、公共交通機関の犯罪件数は昨年比で１０．５％減少し、暴行件数については１４％減少した。

ボブ・キャメロン警察相は「人々により安全な交通手段を提供するという点で、同州の公共交通システムはしかるべき方向へ向かっていることがこの統計から分かる。公共交通機関の利用者数の飛躍的な増加にもかかわらず、２０００年～２００１年度の犯罪件数から４３．１％減少した」と語った。２００７年～２００８年度のＶＩＣ州首都圏と地方の交通機関の利用者数は５億１８００万人を超え、２０００年～２００１年度比で１億４０００万人以上の大幅な増加となった。

クリス・オニールＶＩＣ州警察交通責任者は警察の巡回や窃盗を抑止するための捜査が功を奏し、犯罪件数が減少したと語った。