【バンダバーグ30日AAP】 QLD州政府による政府資産の売却計画や教員の低賃金に対して激怒した住民約300人が30日、バンダバーグ・ノース州立高校で行われたコミュニティー議会で抗議を行った。
また、抗議に参加した男がスチュワートン公共事業相に水をかけ、その容器で殴打しようとしたところを警察に逮捕される事態が発生した。男は住宅の建設を依頼していた建設業者に騙され、すべてを失ってしまったとし、建設サービス局(BSA)を批判した。スチュワートン公共事業相は男を起訴しない方針で、男が被った詐欺被害の性質上、BSAの管轄外であることを申し訳なく思うと述べた。
30日、ブライQLD州首相は住民の代表を公開フォーラムに招き、住民が抱える懸念事項を協議することで事態の打開を図ろうとした。抗議団体からは、QLD州鉄道石炭運搬事業、Queensland Motorways、ブリスベン港、QLD州植林林業公社などの政府資産の売却計画に対する反対の声が上がった。また、労働組合員のグループはQLD州の教員の賃金は全国で最低であるとし、州首相に対して賃金交渉を求めた。