【シドニー6日AAP】 児童慈善団体「テッド・ノフズ財団」は、窮迫している西シドニー郊外の家庭で、子供を静かにさせるために大麻が与えられていると指摘した。
テッド・ノフズ財団のマウント・ドルート地区のカウンセラーたちは、このような憂慮すべき行為が広まりつつあると証言している。臨床心理士は「6歳の子供を泣き止ませたり、眠らせたり、静かにさせるために、家族がマリファナ吸引用の水パイプを与えている。より多くの家庭で、子供を監督したり、育児で楽をするための手段として、大麻が使用されているのを、カウンセラーが目撃している。子供たちは3世代か4世代でわたって不就労の家族のもとで育てられており、子供たちは他を知らないため、ドラッグの使用が当たり前のことだと思ってしまう」と述べた。
マウント・ドルート地区やその周辺地区では、平均失業率が20パーセントで、国内最高値の一つとなっている。