【メルボルン6日AAP】 連邦裁判所はこのほど、日本発の格安小売チェーン店「ダイソー」を展開するダイソー・インダストリーズ・オーストラリアに対し、VIC州、NSW州、QLD州において安全基準を満たしていない商品を販売したとして、罰金100万ドルの支払いを求めたことが分かった。
ダイソーはこれまでに、VIC州、NSW州、QLD州の15店舗で、安全基準法に違反している商品6500個以上を販売し、各州の消費者センターがこれらの商品を差し押さえていた。差し押さえの対象となったのは、ピストルなど発射型のおもちゃ、3歳以下の幼児を対象としたおもちゃで窒息の可能性があるもの、サングラス、化粧品など。
VIC州消費者センターのコーエン氏は、判決は卸売業者や小売業者に対し、あらためて商品の安全性を保証し、基準を守ることの重要性を示していると話した。連邦裁判所はさらに、差し押さえられた商品の処分コスト費用として16万ドルの支払いと、今回の判決内容を公示するよう命じた。