【シドニー22日AAP】 NSW州政府は、裁判所が不登校の子どもの保護者にリハビリテーション・プログラムへの参加を命じることを可能にする新法を導入する。
ファース教育相は、同法案のもと、教育省や地方裁判所の権限が強化され、不登校の原因に取り組むことができると述べた。教育省は不登校の原因に関する情報を要求し、不登校問題を解消するために保護者会議を開催し、教育機関やそのほかの政府・非政府機関に協力を求めることができる。さらに、不登校が長期化している場合は、裁判所が保護者にリハビリテーション・プログラムへの参加を命じることができ、そのほかの関連政府機関に仲介を求めることもできる。
教育相は「以前は保護者に対して罰金を科すことしかできなかったが、この新法は不登校問題を解消し、子どもを再び学校へ通わせるという最終的な目的を達成するためのより効果的な手段となるだろう」と述べた。