【キャンベラ23日AAP】 喫煙推進団体「クイット(Quit)」が行った調査結果では、たばこの価格が上がると禁煙しようとする人も増えることが分かった。
23日に発表されたこの調査では、最近、たばこを止めた人の53%が価格上昇は禁煙に「効果的」と回答。また、今月初め、ラッド政府はたばこの平均価格を現在の13ドル50セントから一気に20ドルに引き上げる案を発表したが、今回の調査の回答者の約74%が、これが実現したら禁煙する努力をすると答えた。
クイットの代表は、たばこの価格上昇が禁煙する人を増やす最高の手段であるのにもかかわらず、国内ではここ10年、たばこの価格が引き上げられたことはないとした。また、たばこが原因で毎年1万5000人が死亡し、315億ドルが税金から捻出されていることを挙げ、禁煙する人を増やすためにはたばこの価格を上げる必要があると訴えた。