【シドニー23日AAP】 23日朝、赤土の砂嵐に見舞われたシドニーでは、空がオレンジ色になり、数メートル先がかすんで見えなくなるという現象がみられた。
この日、通勤する人々はスカーフやタオルなどで顔を覆い、また、マスクを着用するなどして砂埃を避けていた。あまりの量の砂埃でオレンジ色になった世界に朝日が差し込む隙間はなく、シドニーの観光名所であるハーバーブリッジやオペラハウスなども、この日の朝はその姿を見ることはできなかった。
市内の店舗や駅など建物全体が埃に覆われ、砂埃の粒子が細かいために建物内にも砂埃が入り込む事態が至る所で見られた。砂埃のために呼吸をするのも大変という状況の中、この珍しい現象を「ハルマゲドン」だと表現し、楽しんでいた人もみられた。