【メルボルン24日AAP】 来週より500万の新型インフルエンザ・ワクチンが市場に出回る。しかし、副作用などの心配から10歳以下の子供に対しては、来月まで待つよう指導がされている。
メルボルンに本社があるワクチン製造会社「CSL」では現在、子供に対する副作用検査が行われており、この結果、10月中には児童用のワクチンも出荷されるとみられている。
ラッド政府は1億ドルを投入し、国内で新型インフルエンザ・ワクチンを生産するプログラムを実施。結果、成人では、予防率95%というワクチンの生産に成功。また政府とCSLとの契約においては、オーストラリア国内への供給が最優先とされている。
新型インフルエンザによる死亡者は国内で177人、世界では約3500人。これから冬へと向かう米国やヨーロッパでは、既に感染者数の増加が確認されている。