【キャンベラ27日AAP】 先週米国で開催された国連総会と主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)に出席したラッド首相の仕事ぶりについて、ローウィー国際政策研究所のフリーラブ氏は高い評価を示し、オーストラリアの国連安全保障理事会の非常任理事国入りの実現が強まったとした。
フリーラブ氏は「各国の首脳陣らとの会合は成功した。ラッド首相はオーストラリアの非常任理事国入りの意思を明確に示した」と述べた。ラッド首相は昨年、オーストラリアは2013-2014年に国連安全保障理事会の非常任理事国候補となることを発表した。非常任理事国入りの実現には約3500万ドルの税金が使用される見通し。オーストラリアが前回非常任理事国に選出されたのは1985年。
最近の世論調査によると、非常任理事国入りに賛成の国民は71%で、反対はわずか6%だった。