【アピア・サモア29日AAP】 30日未明、南太平洋の島国サモアの沖合でマグニチュード8.3の大規模地震が発生。 津波も観測された。
米地質調査所によると、震源地は同国の首都アピアの南南西204キロで、震源の深さは85キロ。同調査所は当初、地震のレベルをM7・9としたが、その後、M8・3に引き上げた。米太平洋津波警報センターはフィジー、ニュージーランド、トンガなど周辺諸国に津波警報を発令。米領サモアのパゴパゴで高さ1・57メートル、サモアのアピアで70センチの津波が観測された。
アピアに住む人の話によると、地震発生後、多くの住民は津波を回避するため内陸部に移動した。皆、慣れているため特に混乱はなかったという。