【メルボルン4日AAP】 元AFL選手、ウェイン・キャリー氏がアメリカに入国拒否された。かつてスター選手として活躍し名声を得たキャリー氏だが、ここ最近は不名誉な事件が続いている。
先週、キャリー氏は休暇のためロサンゼルスに到着したが、入国管理官に入国を拒否された。このため仕方なく計画していた休暇を断念して、今週末にオーストラリアへと戻ってきたという。
キャリー氏はマイアミで07年10月に当時のガールフレンド、ケイト・ニールセンさんの顔面でワイングラスを割ったうえ、警察官を攻撃したことで逮捕されていた。このとき、アメリカの法廷で罪を認めて、2年間の執行猶予と50時間のボランティア活動、怒りをコントロールするクラスを受け、警察の慈善基金に700ドル支払うように命じられた。弁護士によれば、キャリー氏はアメリカに自由に出入りできるとのことだった。
キャリー氏は96年と99年にチームのキャプテンを務め、カンガルーズの選手として244試合に出場したスター選手だったが、02年にはチームメートで親友のアンソニー・スティーブンスの妻との不倫が公になってチームを解雇され、ここ2年間にアメリカとオーストラリアでそれぞれ暴行事件を起こしている。昨年メルボルンのマンションで警官を襲った事件では、有罪判決を受け罰金を課されていた。