【キャンベラ8日AAP】 8日に発表されたデータによると、9月の失業率は5.7%となり、予想外の低下となった。同月の常勤雇用者数は3万5400人増となり大幅改善された。
専門家の予想では、同月の失業率は6%に達し、雇用数も1万件減少とみられていた。国内投資銀行の経済専門家は、失業率は6%ぐらいで頭打ちとなり、政策金利は今年11月か12月にもう一度引き上げられると予想した。オーストラリア連邦準備銀行は、政策金利を19カ月続いた49年ぶりの3.0%から3.25%に引き上げたばかり。
州別では、ほとんどの州で改善がみられたものの、QLD州が6.3%(前月比0.8%増)、TAS州が5.5%(前月比0.4%増)、WA州が5.8%(前月比0.4%増)と大きく悪化した。