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緊急000番への通報のうち半分は本物でない

【シドニー9日AAP】   昨年、国内で緊急電話番号000(トリプルゼロ)に1000万件の呼び出しがあったが、そのうち約半数は間違い電話やいたずら電話などだったことが明らかになった。

テルストラ社によれば、本物でない呼び出しが多いためにシステムが妨害されているといい、「昨年、トリプルゼロには1時間あたり約1200件の呼び出しがあった。残念ながら、このうち半分(およそ500万件)は、本物の通報ではなかった」との声明を発表した。ファックスや携帯電話などからの間違い電話が多く、他にもいたずら電話や虐待的な電話もあったという。テルストラ社は市民に対して、トリプルゼロに電話するのは警察・消防・救急サービスを要する緊急時だけにしてほしいと呼びかけている。

また、テルストラ社では、コードレス電話の使用者に対して、停電時に備えて普通の電話も使用できるようにしておくようにと呼びかけている。緊急時に地上通信線の電話を使用して通報すれば、オペレーターに居場所を認識してもらえるが、IP電話や携帯電話から通報すると、居場所を認識してもらえない可能性があるという。

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