【ドラギニャン10日AFP】 フランスのリゾート地サントロペで、オーストラリアとニュージーランド映画を特集したアンティポデス映画祭が12日から開催される。
今年で11回目を迎えるこの映画祭では約50本の作品が上映され、オープニングではトーア・フレイザー監督のニュージーランド映画「ディーン・スパンリー」が上映される予定。この作品ではエドワード王朝時代の英国で父子の和解について描かれている。
審査員長を務めるオーストラリア人俳優のアンソニー・ラパグリアが、6つのノミネート作品の中からグランプリを選び授与することになっている。また、審査員の中には高校生が含まれており、最優秀短編映画賞を決定する。高校生らは2年前から審査の練習をしてきたという。
また、映画祭ではドキュメンタリー映画も12本上映される。カンヌ映画祭でも上映されたオーストラリア映画「ブライト・スター」が、最終日18日の閉会式で上映される。この映画はジェーン・カンピオン監督の作品で、英国詩人ジョン・キーツとファニー・ブローンとの情事が描かれている。