【メルボルン11日AAP】 11日午後2時30分ごろ、メルボルン北部のブロードフォードにある自宅の庭で男の子(5)が飼い犬に頭部をかまれ、重傷を負った。これを受け、VIC州児童事故防止団体は、服従訓練などの犬のしつけの義務化を求めた。
男の子はキルモア病院に車で搬送された後、救急車でロイヤル子供病院へ移送された。容態は依然として深刻だが安定しているという。
児童事故防止団体のマーク・ストークス会長は、VIC州では8月に子供が犬に襲われる事故が2件発生しており、犬を飼う資格を与えるライセンス制度に犬の訓練の義務化を導入すべきとした。ストークス会長は「犬と幼い子ども、特に乳児や幼児を一緒に過ごさせるべきではない。犬に襲われた子供は重傷を負い、命を落とす場合もある」と警告を発した。
モナッシュ大学の研究によると、毎年約435人が犬にかまれて来院しており、1260人以上が緊急病棟で治療を受けているという。