【キャンベラ17日AAP】 豪軍の技術者たちが、大地震による被害を受けたインドネシアのパダンの復興を支援するため、17日に現地入りした。
17日に豪軍の技術者100人と特殊装置が、被災地のパダン北部パリアマンに到着した。ブルーワー大佐は「最も重要なインフラの修復を支援し、暫定的な医療設備を建設する予定。インドネシア政府が特定した建設計画を完成させるために我々は働く」と声明で述べた。
先月末にスマトラ島近郊で発生した地震によって1000人以上が死亡しており、豪政府は280万ドルの支援を約束した。この他にも、60人以上の専門家らが緊急支援のために現地へ派遣されている。豪軍の技術者は飲み水80万リットル以上を供給し、診療所ではこれまでに500人以上の患者が治療を受けた。また、構造技術者たちが、建物60棟の構造的破損の緊急査定を行った。土木技師のジョンソン隊長によれば、国連開発計画が被災地の建物を壊すべきか、残して安全を確保すべきかを判断するのを助けているという。構造技術者らは数日以内にオーストラリアへ帰国する予定。