【メルボルン26日AAP】 メルボルンのセント・キルダビーチで25日、酔ったバックパッカーら5000人近くがビーチを荒らした。清掃費用は1万8000ドルに上るとして、市長は憤慨する。
バックパッカーらは地元の酒店から大量の酒類を仕入れ、トローリーに載せてビーチに運んだ。泥酔するバックパッカーらによって道路二車線が閉鎖、逮捕者も出た。また、男性(27)がトラムに轢かれ、女性(27)が酔って病院に搬送された。さらに多数が割れたガラスを踏んで負傷した。
ポート・フィリップ市のバーナディン・ボス市長は、多くがバックパッカーや海外からの旅行者による恥ずべき行為だとして、憤慨を示した。英国のアクセントが多数聞こえたとされる。
翌日のボクシングデーに市民にビーチを開放するため、カウンシル職員は4時間以上かけてごみや割れたガラスを回収した。カウンシルは、26日から1月4日まで10日間に渡って公共の場でアルコール禁止を定めている。「クリスマスはビーチでシャンペンやビールを楽しみたい家族もいるだろう」と考慮され、25日は含まれなかった。来年は、25日もアルコール禁止を考慮している。