【メルボルン27日AAP】 VIC州メルボルンで26日夜、自宅で花火を打ち上げようとした男性の顔面に誤って花火が直撃し、この男性が重体となっていることを受け、同州の救急当局は自宅で花火を打ち上げる行為は違法となっており、重大な事故につながる恐れがあるとあらためて警告している。
VIC州では昨年の大晦日、同州ギップランド地方に住む46歳の男性が、違法なクラッカーによる事故で死亡したほか、NSW州セントラルコーストでも男性1人が花火で死亡している。VIC州救急隊のホルマン氏は、違法な花火を入手する人が近年増加傾向にあると指摘している。
オーストラリアでは、NT準州でテリトリーデーを祝う花火の購入が7月1日の1日のみ許可されているほか、TAS州では厳しい規制のもとで購入が可能だ。VIC州における花火の販売は1982年以降、全面的に禁止されている。