【シドニー28日AAP】 保険大手メディバンクが行った調査によると、ストレスを感じていると答えたオーストラリア国民の割合が490万人と、過去10年間で約3分の1増加し、過去最高の水準となったことが分かった。
回答者がストレスを感じる要因として挙げた中で最も多かったのは、睡眠不足、やるべきことが多すぎる多忙な生活、仕事によるプレッシャーなどだった。この他にもマイホームの購入、ソーシャルメディアの利用、世界的な政情不安なども、ストレスの要因として挙がっている。
メディバンクのチーフメディカルオフィサーのスワン博士は「2017年が多くの人にとって厳しい一年だったことは明らか」と述べ、ストレスの度合いは精神衛生にも大きな影響を与えると指摘した上で、「新年に向け、精神面を健やかに保つために最大限の努力をし、互いの健康に気を配るようにすることが不可欠だ」と述べた。