【キャンベラ21日AAP】 国内大手の不動産会社社長は、今月初めの政策金利上昇で、住宅市場に落ち着きが戻ることを期待すると述べた。
低金利や政府からの助成金増額などを理由に、ここ最近の不動産市場はブームを迎えており、国内の住宅価格は上昇しているが、大手不動産会社「レイ・ホワイト」の社長は、この1年間は彼が知る中でも最も不安定だったとし、抑制が効かない市場は最悪だと述べた。
同社長は、現在の住宅市場のブームは短期間で収益を生み出しているが、長期的にみるとあまり得な話ではないとし、今後、現在の記録的な低金利が徐々に上昇し、あるべきレベルにまで達することで住宅価格の急激な上昇が抑制されるように願うと述べた。