【キャンベラ23日AAP】 世界中の博物館で保管されているオーストラリア先住民族の遺骨を取り戻すため、国際帰還諮問委員会が新設された。
現在、およそ1000体もの先住民アボリジニの遺骨が、世界各地の博物館で保管されており、その多くはイギリス、ドイツ、フランス、アメリカにある。同委員会のメンバー8人は、返還を実現させるために豪政府に助言をしていく。マックリン先住民関係相は「返還は丁重に無条件に、できるだけ急速になされるべきだ」と声明で述べた。クリッシー・グラント氏とフィル・ゴードン氏が同委員会の共同委員長を務める。
この18カ月で、アボリジニの遺骨100体以上がすでにオーストラリアに返却されている。