【シドニー1日AAP】 2017年、NSW州の交通事故死者数は前年から12人増の392人となった。犠牲者数は2014年以降、毎年増加している。
ペイビー州道路相は、「2016年同様、2017年もスピードの出し過ぎが最大要因で168人が犠牲になった」と声明を発表した。交通事故死者全体の40%以上を占めるという。地方道路での死亡は22人増の180人、自動車専用道路や高速道路での死亡は16人増の114人だった。一方で歩行者の死亡数は、前年の71人から54人に減少。若年層の成人が関与した事故の死者数も57人から42人に減少した。歩道や自転車専用道路、若者向けの免許制度の改良が功を奏したと州政府は考える。
ターンブル連邦首相は1日、「州政府が最優先に取り組む課題であるが、国としてもドライバーの訓練や安全、免許制度の改善に向けて取り組む」と話した。
NSW州政府によると、登録車両数も過去10年で120万台増加している。