【パース3日AAP】 WA州パース郊外のビクトリア・パークで3日深夜、バックパッカーや留学生とみられる20代の若者9人が薬物中毒の症状を起こし、病院へ救急搬送されたことが分かった。若者は男性7人と女性2人で、意識がないか、はっきりしない状態だったという。
通報を受け、救急車9台と救急隊員20人が駆け付けると、若者9人が次々と担架で運び出されるなど、現場は一時騒然とした状況となった。このうち3人の男性が重症と伝えられており、コカインまたはそれに類似した薬物を使用したとみられ、組織犯罪捜査班が現在、調査を進めている。
近所の住民は当時の状況について、運び出された若者の一人は生気のない「ガラスのような目」をしており、他にも暴れまわる男性もいたと説明。また、現場となった住宅は、バックパッカー向けの短期宿泊施設として使われていたとみられ、普段から住人が頻繁に入れ替わり、騒音がしていたという。