【キャンベラ4日AAP】 連邦政府のハント保健相は、国内市場の拡大を目的として、薬用大麻製品の輸出を許可する方針を明らかにした。国内の薬用大麻セクターにとっては、国内での販売許可に続き、大きな追い風になるとみられている。
ハント保健相は声明の中で「生産者を支援することで、国内における供給も滞りのないようにすることにつながる」と述べた。同保健相はさらに、オーストラリアが世界で薬用大麻の輸出大国となることを望んでいると話した。
連邦政府は2016年、患者が国内で生産された薬用大麻を購入することを許可。これを受け、VIC州が国内で初めて薬用大麻の使用を許可し、NSW州が続いた。連邦政府によると、これまでに350人の患者が国内生産の薬用大麻を購入したが、一部の医師たちは反対の態度を示している。