【キャンベラ27日AAP】 オーストアリアは今後、日本と協力し、特にマグロ市場における魚の乱獲問題に取り組んでいく可能性を示唆した。
先週、ミナミマグロの世界的な漁獲枠が20%削減されることが決定したことで、憤慨したオーストラリアの漁業関係者から日本漁船の乱獲が批判されている。オーストラリアは漁獲枠を25%削減することを余儀なくされたのに対し、日本はそれよりも少ない20%の削減だった。
鳩山首相との貿易会談のため、日本を訪問中のクリーン連邦貿易相は、日本はこれまで乱獲の罪を犯してきた主要国だと述べた。貿易相は「麻生政権のもとでは乱獲を抑止するための措置がとられることはほとんどなかった。しかし、鳩山新政権は豪政権とともに精力的かつ迅速に取り組む準備があると確信している」と語った。