【ブリスベン4日AAP】 クルーズ客船シープリンセスは4日、同客船の乗客約200人がノロウイルスとみられる胃腸炎に感染したとして、ブリスベンに停泊し、船内の洗浄作業を行ったことが分かった。これにより、新たな乗客の乗船にも遅れが出たもようだ。
QLD州の保健当局は検査の結果、病原菌をノロウイルスと確認。ブリスベンでは昨年8月にも、シープリンセスの姉妹船サンプリンセスで類似の感染症が流行し、緊急洗浄が行われた。この際、少なくとも91人がノロウイルスに感染したと診断されている。
一方、クルーズ船の主催者プリンセス・クルーズの広報担当者は、「クルーズ船で旅行しているときよりも、陸上にいるときのほうがノロウイルスにかかる確率は750倍高い」と述べるなど、船上での安全性を強調した。シープリンセスは、ニュージーランドを出発後、14日間航行したところだった。